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おおいたLSIクラスター構想は、大分県の産業活力の創造、すなわち連携と競争による地域及び企業の発展・活性化を目的に策定されました。その推進機関として、「大分県LSI
クラスター形成推進会議」を平成17
年4月に設立、県内大手進出企業・地場企業の集積と得意技術の強みを活かし、品質・コスト・納期において国際的な競争力を有する21世紀の半導体生産拠点を目指します。そのためには、産学官が一体となったネットワークを形成し、高度製造技術をより一層集積する戦略的な取組みを推進します。 |
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おおいたLSIクラスター構想では、半導体製造に不可欠なテスティング技術(評価工程)をコアに取り組みます。科学的な診断と体系的な技術確立によるソリューションを提供したり、公正な評価と情報の蓄積・発信、適切なカウンセリングを行う“
半導体クリニック”
の実現を目指します。そのために、研究開発、人材育成、販路開拓・情報提供、会員交流の4つの機能を柱として、具体的な取組みを行っています。
なお、構想名の「LSI」には、半導体の大規模集積回路(Large
Scale
Integrated
circuit)を示すほか、大分県内に半導体関連企業が大規模に集積(Large
Scale
Integration)し産業が発展する、という意味が込められています。 |
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大分県LSIクラスター形成推進会議では、平成20年度に企画委員会が中心となって中期ビジョンを策定しました。
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研究開発、人材育成、販路開拓・情報提供、会員交流の各専門部会では、中期ビジョンに従って次のようなサブテーマ(戦略)を揚げ、具体的な取組みを進めています。 |
1.ビジネス直結及び新技術開発テーマの成功事例の実現
2.審査体制の整備の提案
3.WGの中間報告会・成果報告会の開催
4.研究テーマに対する市場調査や販路開拓の支援
5.生産性向上等の研究開発
6.定期的に「学」との情報交換実施
1.広い視野を持った技術者の育成及び技術力の向上
2.WG主体による事業実施
3.会員企業のニーズに基づく技術者研修の充実
4.大学等との連携強化
5.外部の専門講師の招聘
6.基礎教育・新人教育の充実
7.雇用維持のサポート
1.共同受注等のビジネスモデルの調査・研究
2.自社の立ち位置がわかるしくみづくり
3.知見の収集の強化及び会員企業への情報提供
4.ビジネスマッチングの支援
5.情報発信の強化
1.県内外経営トップ相互の交流会の開催
2.他地域のクラスターや海外との交流及びネットワークの形成
3.九州半導体イノベーション協議会との連携
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